症例 2
73歳、男性。2週間ほど前より頭痛を訴えていたが、最近になり右足を引きずって歩いているのに家人が気付き来院した。詳しく訪ねると、2ヶ月前に自転車で転倒し前頭部を打撲したとのこと。意識は清明であるが、右片麻痺と右側の深部腱反射の亢進がみられた。
CT scanでは左の頭蓋骨内板と脳表の間に血腫が貯留しており、これにより脳が圧迫されている。慢性硬膜下血腫で穿頭術が必要である。
慢性硬膜下血腫は高齢者の疾患であるが、乳幼児でもみられることがあり、また若年者でもくも膜嚢胞に合併したり、抗凝固療法中に稀にみられることがある。
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